今日も残業か…
毎日残業続きで家族と一緒にいる時間が取れないと、いっそのこと仕事を辞めて家族と過ごす時間を大事にしたいと思いますよね。そこで頭をよぎるのが早期退職、つまりセミリタイアです。
セミリタイアとは会社を早期退職し、労働時間を抑えて自由気ままに生活をすることです。しかし、ただ単に会社を辞めただけでは生活ができません。
セミリタイアした人たちは生活費を落とす工夫をし、退職後も収入がなくならないよう収入源を確保しています。
この記事では、セミリタイアとはなんなのか?、セミリタイアするための方法、を紹介しています。これからセミリタイアしようと思っている方はぜひ参考にして下さい!
※この記事でのセミリタイアは早期退職した後、一定の労働で生活に必要な収入は得るが労働時間を抑えた働き方をする人とします。
不動産投資体験談
目次
1.セミリタイアとは?
セミリタイアとは、定年前に会社を退職し、一定の収入を得るために働くが、労働時間を抑えた働き方をすることを言います。必要最低限の収入は確保しつつ、自由な時間を多く持った生活です。完全に仕事をしないというわけではありません。
セミリタイアとアーリーリタイアの違い
セミリタイアは会社を退職し、労働時間を抑えた生活をすることですが、一方アーリーリタイアは会社を早期退職し、全く仕事をせずに生活をすることです。
しかし、人によってセミリタイアとアーリーリタイアの認識が違うことが多いので、情報を仕入れる際は注意して下さい。
2.セミリタイアに向いている人・向いてない人
2−1.セミリタイアに向いている人
セミリタイアに向いている人は、一人の時間が好き、友達との付き合いもそれほど必要としない、セミリタイア後にやりたい趣味など退職後にやりたいことが明確にある人。こういう人はセミリタイ後の生活を満喫できる人が多いです。セミリタイア後は自由な時間ができるので、そこで何をしたいのかが明確な考えがある人はセミリタイアしてよかったと思うでしょう。
2−2.セミリタイアに向いてない人
時間を持て余すのが嫌いな人、退職後にやりたいことが特にない人はセミリタイアに向いていない可能性があります。
仕事がかなり忙しく、早く仕事を辞めて自由な時間が欲しいという焦りからセミリタイアしたものの、最初のうちはのんびりすることが出来るのですが、徐々に何をしていいかわからずセミリタイアの生活が退屈になり結局は仕事に戻るケースがあります。
セミリタイア後の生活はやりたいことをしっかりと決めて行動していく必要があります。
3.セミリタイアするための方法
セミリタイアするためには生活費をできるだけ抑えることと退職後の収入源を確保することが重要です。生活費を極力抑え、収入源を増やせば快適なセミリタイア生活を送れます。理想は貯金を崩さずに、生活費よりも働かずに得られる収入源を多くすることです。
3−1.生活費をできるだけ落として少ない労働で生活をする
ある程度貯金を貯め、その貯金を頼りにセミリタイアする場合は生活費をできる限り抑える必要があります。そうすれば最小限の労働で毎月の生活費を補うことができます。
方法としては、
- 移住の支援制度を使って田舎暮らしをする
- 物価の安い海外で生活をする。
などがあります。
3−1−1.移住の支援制度を使って田舎暮らしをする
田舎暮らしは住居費と産地食材が安いですが、物価は安くありません。人口が少ない上に仕入れに配送日もかかるからです。そこで田舎暮らしを考える場合は自治体が出している助成金を使って生活費を抑える方法がおすすめです。
例えば宮城県七ヶ宿町は20年住むと土地・住宅を無償で譲渡してくれます。その条件が下記になります。
40歳未満で中学生以下のお子様がいる世帯を対象に、20年間住んだ場合に土地、住宅を無償で譲渡。住宅の間取りは入居者の希望により決定します。
このような制度を利用すれば住宅ローンにかかる費用が抑えられます。単に移住するよりもお得な制度が色々あるので田舎暮らしをしたい人は制度をチェックしましょう。
下記サイトより助成金の情報が載っているので確認してみて下さい。
ニッポン移住・交流ナビ JOIN – 田舎暮らしを応援します
3−1−2.物価の安い海外で生活をする
生活費を抑えて海外に移住する場合はできるだけ物価の安い国を選びます。例えば物価が安くて人気の国はタイ、マレーシア、フィリピンなどがあります。
タイ | マレーシア | セブ島(フィリピン) | |||
平均年収 | 約140万円 | 平均年収 | 約190万円 | 平均年収 | 約45万円 |
治安 | 比較的いい | 治安 | 比較的いい | 治安 | 注意 |
日本人 | 多い | 日本人 | 多い | 日本人 | 多い |
言語 | タイ語・英語 | 言語 | 英語・マレー語・中国語 | 言語 | タガログ語・英語 |
※治安情報は外務省海外安全HP参照(2017.6現在)生活費以外で注意するポイントは治安や言葉の問題、その地域に日本人が多くいるかなどです。海外の治安情報は外務省海外安全HPで調べることができます。
言語に関しては英語がある程度通じる地域がいいでしょう。現地語だけだと意思疎通が難しく日々の生活でストレスが大きくなります。また日本人が多く住んでいる地域なら、日本食のレストランがあったり、情報交換ができたりと多くのメリットがあります。どんな国なのか実際に行き数ヶ月住んでみることで、その土地が自分に合うか確認することが重要です。
下記サイトで詳しく書いていますのでぜひ参考にして見て下さい。
海外移住で日本人が住みやすい国ランキング!アジア人気12ヵ国を徹底調査しました
3−2.退職した後の収入源を確保する
退職してしまうと毎月の収入がなくなってしまうので、他の収入源が必要になってきます。貯金だけだとあっという間に底をついてしまいセミリタイアが不可能になってしまいます。
貯金を使いながら足りない分の生活費を補う方法としては
- 不労取得で収入を得る
- インターネットビジネスで不労取得を得る
- 在宅ワークをして収入を得る
- アルバイトをして収入を得る
などがあります。
3−2−1.不労取得で収入を得る
不労取得で収入を増やすことができれば生活がかなり楽になります。生活費よりも不労取得が上回ったら一切仕事をせずに完全リタイアも可能です。
不労取得の代表的なものに不動産投資があります。マンション、アパートを購入し毎月家賃収入を得る方法です。不動産投資で不労取得を得て、セミリタイアしている人は実際多いです。
不動産投資の主なメリット
- 働かなくても収入が入ってくる不労所得が得られる
- 老後の年金の代わりになる
- 少額の資金で始められる
- 生命保険代わりになる
- 相続税の節税に有効活用できる
※不動産投資は上記以外にも多くのメリットがあります。下記で確認してみましょう。
不動産投資の主なデメリット
- 他の金融商品に比べて投資額が高額
- 投資商品としての流動性が低い
- 各種税金がかかる
- 投資をはじめるまでに手間がかかる
- 確定申告が必要
※不動産投資は上記以外にもデメリット・リスクがあります。下記で不動産投資のデメリットとリスクの詳細を書いていますので確認しましょう。
<例>不動産投資で月100万円以上の利益を上げている人
不動産投資とは利益を得るために不動産に投資することを言います。具体的には、アパート、マンションを購入し家賃収入を得る方法とアパート、マンションを安いときに購入し値上がりしたら売却してその差額で利益を得る方法があります。
セミリタイアする人は差額で利益を得るのではなく主に毎月の家賃収入で利益を得ます。長期的に安定した収入が得られるのでセミリタイアするために不動産投資を始める人が多いです。
<例>4年で家賃収入を7500万円にした人
サラリーマンを辞めて4年で資産6億円、家賃収入を7500万円までにした人の記事が上がっていたのでご紹介します。
この方は退職してから4年でセミリタイアするのが目標でした。そのため短期間で物件を探し、購入しなければならない状況です。
そして下記条件に合う物件をひたすら探します。
①賃貸人口の増えているエリア
②周辺物件の間取りや家賃を調査してそれ以上の優位性がある。たとえば、家賃、部屋の広さや、南向き、駅近など
③将来のリスク、近隣に新しい競合物件が増えないところ
④サラリーマンでも融資が受けられやすい「担保(積算)価格」が売却価格より高い物
この方のすごいところは毎日物件を30~40件チェックしていたことです。なんと年間で10000件です。そして実際に購入されたのが下記です。
1年目で、7200万円のマンション1棟。
2年目で、2億600万円のマンション1棟。
3年目で、6200万円と5800万円のマンション2棟。
4年目で、1億6600万円と3600万円のマンション2棟。4年間で合計6棟購入しています。
総資産額 6億円
借入総額 5億6550万円
家賃収入 7540万円
借入返済 3306万円
諸経費 1508万円
手元資金(キャッシュフロー) 2726万円
年間2726万円ものお金が入ってきます。月にすると約227万円です。ここから修繕費などの積立金を引いても月に100万円は手元に残ることになります。セミリタイアするには十分な金額です。短期的に多額の借金を背負うリスクがありますが、しっかりと勉強して計画を立てればリスクを抑えることができます。
今回参考にさせて頂いた記事が下記になります。
たった4年でセミリタイアを達成した人の不動産投資法とは?
3−2−2.ブログを制作して広告・アフィリエイトで収入を得る
色々あるネットビジネスでおすすめなのは、ブログ制作して広告収入、アフィリエイトで収入を得ることです。理由は始めるにあたってリスクが少ないことと、集客ができるようになれば収益も大きいからです。実際ブログを書いて広告収入とアフィリエイトだけで生活している人は多いです。
ただデメリットもあります。デメリットは収入を得られるまで時間がかかることと、ブログを運営していく知識を学び続ける必要があります。
ブログで広告・アフィリエイトで収入を得るメリット
- 無料ですぐに始めやすい
- リスクが低い
- ブログに集客できるようになれば大きな収入が得られる
ブログで広告・アフィリエイトで収入を得るデメリット
- 収入が得られるまで時間がかかる
- ブログ運営の知識をつける必要がある
- 記事更新をやり続ける根気が必要
<例>広告・アフィリエイトで月間50万円以上収益を得ているサイト
月収100万円を超えているブログです。一つ一つの記事が細かいところまで書いてあり、読みやすいサイトです。また記事内容と広告がしっかりとマッチしています。
おそらく最低でも50万円以上稼いでいるブログです。ヒトデ祭りの管理人さんが何よりすごいのは会社で働きながらブログで月50万円以上の収益を上げていることです。管理人さんのキャラクラーが売りなのですが、やはり記事自体のクオリティーが高いです。
有名ブロガーのイケダハヤトさんのブログです。ブログ以外にも色々な事業をやっており年商3000万円規模という実績があります。
3−2−3.在宅ワークをして収入を得る
最近はネット環境が良くなってきたこともあり以前より家で仕事をする人も増えてきました。仕事内容も様々なで、データ入力、文字起こし、ライティング、ロゴ制作、アプリ開発など簡単な仕事から専門的な仕事があります。
在宅ワークのメリット
- 好きな時間に働くことができる
- カフェなど好きな場所で働くことができる
- 趣味や得意なことで収入を得られる可能性がある
- 地方でも仕事ができる
在宅ワークのデメリット
- 仕事内容と報酬が合っていない案件が多い
- 依頼主自身もその仕事にどれだけ時間がかかるのか把握していない
- クライアントのわがままで永遠に修正し続けるというトラブル
在宅ワークはセミリタイア後の生活にとても相性がいいです。ただし在宅ワークを始めるにあたって注意点もありますのでしっかり確認して下さい。
仕事を始めるにあたって費用が発生する場合は要注意
仕事を始める前に機材の購入や資格取得のために費用がかかると言われる仕事は避けましょう。仕事を始めれば回収できると言われ、お金を払ってしまう人がいますが、実際に仕事を始めると単価の低い仕事で回収がすることができないことがあります。
これは昔からある詐欺の手法で問題になっています。
仕事内容はクライアントにしっかりとヒアリングをする
トラブルを回避するためにも仕事を受ける前にどれだけのクオリティーで、いつまでに納品すればいいのか、修正は何回までするのか、しっかりヒアリングしましょう。ヒアリングした上であまりにも料金が安すぎる場合は交渉します。
ここのヒアリングがしっかりできていないと、仕事をしても赤字になる可能性が高くなります。
在宅ワークで有名なサイトはクラウドワークス
クラウドワークスは案件数がとても多いのであなたに合う仕事が見つかる可能性が高いです。
ただ上記にも書いたように単価が安すぎる案件などがあるので案件の詳細をしっかり把握してわからないことはクライアントに細かく質問するようにして下さい。クラウドワークス
<例>在宅ワークの仕事例
ライティングの仕事で収入を得る
文章を書くのが好きな人に向いている在宅ワークです。単価は一記事1000円〜1500円前後。一日に6本書けば6000円〜9000円の収入になります。書くスピードが上がれば上がるほど一日に得られる収入も増えますので、時間を意識して記事を書くことがポイントです。
デザインの仕事で収入を得る
デザイン系の在宅ワークはコンペ形式の仕事が多いです。コンペ形式とは、クライアントが募集しているロゴデザインなどに応募し、勝ち抜いたら報酬が得られる形式です。採用されなくてもここで目立つことができれば違う会社からスカウトが来るなど次の仕事に活かせる可能性もあります。またいい仕事をして評価を上げていくことで徐々に作品の単価が上がっていきます。場合によっては30万円以上の案件をこなせる可能性もあります。
3−2−4.アルバイトをして収入を得る
アルバイトをすることで毎月の生活費を補っていく方法です。
例えば毎月20万円の生活費が必要な場合は、貯金から10万円、アルバイトで10万円の収入を得て生活費に当てます。
そうすることで貯金の減りを抑えて、セミリタイア生活が送れるようになります。
ただこの方法は貯金がたくさんある人でないと難しいです。なぜなら35歳でセミリタして65歳の定年まで30年間、毎月貯金を10万円使う生活を続けるには3600万円の貯金が必要になります。
未婚で一人暮らしの男性ならまだ現実味がありますが、家族持ちの場合はさらに金額が上がり厳しい生活になります。セミリタイアしたものの結局フルタイムでアルバイトをすることになったらセミリタイアした意味がないので、違う収入源を確保した方がいいです。
4.セミリタイアするために焦ってリスクを犯さないようにする
今すぐにでも仕事辞めて自由になりたい気持ちが強すぎて、FXや先物取引などリスクの高い投資(ギャンブル)をしてしまうことは避けましょう。
せっかく貯めた貯金を失いセミリタイアまでの道のりが遠くなってしまう可能性があります。
特に早くセミリタイアしたい気持ちが強いと危ない儲け話しに騙される可能性があります。例えば絶対儲かるFXなどの情報商材を買ってしまうなどの失敗があります。絶対儲かるならそんな情報は人には教えません。
一発逆転を狙うのではなく冷静になって、セミリタイアに必要な海外の情報を集める、田舎暮らしの情報を集める、少しずつ不労取得を増やしていくなど自分のできるところから始めましょう。
まとめ
セミリタイアするためには生活費を抑えることと、退職後の収入源を確保することが重要になってきます。
そのためにはまず退職後にどうしたいのか決め、情報を収集しましょう。
焦らずに一歩ずつセミリタイアに向けて計画を進めて下さい。
当サイトでも不労取得・不動産投資の記事を書いていますのでぜひ参考にして頂ければ幸いです。
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