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財形貯蓄の金利は低いが役に立つ!住宅購入予定の方にオススメ!

財形貯蓄金利アイキャッチ画像

 2017/6/21

資産運用

貯金ができない……。でも将来の準備は必要と感じている。そんな方は多いのではないでしょうか?そんな方には、給料から天引されて貯金に回せる「財形貯蓄」がオススメとされています。しかし、財形貯蓄の金利が現在いくらか知っていますか?確かに普通預金に比べたら金利は高いですが、大きく増えるような利息ではありません。では、財形貯蓄のメリットとはなんでしょうか?どんな人に向いているのでしょうか?財形貯蓄を詳しく知り、将来への備えをしていきましょう。

 

1章 財形貯蓄の金利は0.01

財形貯蓄の金利はどの銀行に預けても、0.01%です。(※20176月現在)

 

定期預金の金利をそのまま財形貯蓄の金利に適用しているケースが多くあり、そのため、現在はこのような金利となっています。銀行の金利が上がれば、同様に財形貯蓄の金利が上がる可能性はあります。

 

財形貯蓄はその目的によって

  • 用途を制限されない「一般財形貯蓄」
  • 年金として預ける「財形年金貯蓄」
  • 住宅購入費用として預ける「財形住宅貯蓄」

3つに分けられますが、どの種類を選んでも、また預入の期間を何年にしても金利は変わりません。

財形貯蓄金利一覧

※引用:Yahoo!ジャパンファイナンス|一般財形(20176月現在)

 

勤めている会社・企業によって利用する銀行は様々で、指定されたその銀行に預ける形になりますが、金利はどこも一律ですので、どの銀行にしようかと悩む必要はありません。

 

財形貯蓄とは…
財形貯蓄は、給与からの天引き(賃金控除)で行う貯蓄制度で、「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3つがあります。会社は社員の給与から毎月一定額を天引きし、これを財形貯蓄取扱金融機関に払い込みます。会社は制度を導入・運用することで、社員のライフイベント(結婚、マイホーム、教育、老後など)で必要となる資金づくりを支援することができます。

引用:勤労者財産形成事業本部

 

2章 財形貯蓄vs預貯金vs投資で金利を比較する

財形貯蓄の金利が0.01%ということはお分かりいただけたかと思います。では、財形貯蓄と同じように積立ができ、金利が発生する、定期預金と投資信託と比較してみましょう。

 

種類

利率(年率)

※1元本保証

財形貯蓄

0.01%

※2あり

定期預金(※3メガバンク)

0.01%

あり

投資信託(日経225連動型)

※42%前後

無し

※1元本保証:元本の額が減らない、つまり、預けた金額から減ることがないと保証されていること
※2解約によってはその限りではない。
※3メガバンク:みずほ、三菱UFJ、三井住友の3つの都市銀行のことを指す。
※4日経225連動型のインデックスファンドかつ、10年(年率)のリターンの平均値を算出(参考:モーニングスター)

 

定期預金と比較すると、金利は変わりません。

投資信託と比較すると、損が出てしまうリスクが発生する代わりに、財形貯蓄と定期預金に比べるとはるかに金利は高くなります。

 

3章 財形貯蓄のメリット・デメリット

これまで金利の面でのみ比較してきましたが、それ以外の面で、財形貯蓄のメリット・デメリットを見ていきましょう。

3−1 最大のメリットは、住宅購入時に低金利の融資を受けられること

財形貯蓄のメリットは、大きく分けて以下の3つになります。

 

  1. 住宅購入時に融資を受けられる
  2. 発生した利子に税金がかからない
  3. 給与から天引きされるので、知らない間に貯蓄ができる

 

メリット1:住宅購入時に融資を受けられる

自分が住む、または、所有するための住宅を、建設・購入(中古含む)、リフォームする際、「財形持家転貸融資」という住宅ローンを組むことができます。

融資額は、財形貯蓄残高の10倍以内で、最高4000万円まで融資を受けることができます。つまり、貯蓄額が400万円になっていれば、最高額の融資を受けられることになります。

利用条件は、1年以上財形貯蓄を継続して行っており、かつ、50万円以上の貯蓄となっていること。

現在の金利は、5年間の固定金利で、年率0.66%です。返済期間は、35年以内(リフォームは20年以内)です。ただし、6年目以降は5年ごとに見直しが行われ、新規融資利率が適応されます。

参考:勤労者財産形成事業本部|融資利率・融資額

 

この資金は、独立行政法人である、勤労者退職金共済機構の勤労者財産形成事業本部が、財形貯蓄の取扱金融期間等から調達し、融資の原資としています。

 

メリット2:利子は非課税

一般的に、金融商品(預貯金も含む)の利子は原則20.315%が課税対象となります。しかし、「財形年金貯蓄」と「財形住宅貯蓄」には、元利合計550万円までの利子は非課税扱いとなります。

※一般財形貯蓄は20.315%の課税対象となります。

 

 

メリット3:給与から天引きで貯蓄できる

給与から天引きされるシステムですので、勤務先に任せるだけで貯蓄がされ、手間入らずでいつの間にか貯蓄ができます。

 

3−2 財形貯蓄のデメリット4

財形貯蓄にはデメリットもあります。以下4点を把握しておきましょう。

 

    • 預け入れから1年間は引き出せない
    • 3年間は定期的に積み立てなければいけない
    • 制度を導入している企業の従業員しか利用できない
    • 目的外の用途で使ってしまうと、過去5年分の非課税対象が課税対象となる

 ※財形年金貯蓄は、年金として受け取る。財形住宅は住宅の購入等の利用に限られる。 ※一般財形は、税金の優遇が無い代わりに、使用制限は無い。

 

4章 財形貯蓄が向いている人の条件

メリットもデメリットもある財形貯蓄。では、どんな人がこの制度に向いているのでしょうか?

以下の条件に当てはまる数が多ければ多いほど向いている、ということになります。

  • 住宅を購入、建築、リフォームする予定がある
  • 老後の暮らしに備えて貯蓄しておきたい
  • こまめに貯金ができない
  • 通常の貯蓄と比べて、できるだけ利子を高くしたい
  • 元本は減らしたくない(損したくない)

財形貯蓄は、将来の為に少しでもお得に、更にリスク無く貯めたい方にオススメの方法です。なにより、会社の給料から天引きされますので、無理の無い範囲で積立貯蓄をしておけば、いつの間にか貯蓄ができてしまいます。

 

ただし、一度始めてしまうと1年間は引き出せなくなりますので、将来の計画に合わせて慎重に開始することが重要です。

 

※それでも向いていないと思った方には、資産運用を検討してみてください。

 → 6章 【向いていない方に】ほったらかしで資産を増やせる投資2

 

5章 財形貯蓄を始めるための3ステップ

5−1 勤め先が財形貯蓄制度を利用しているか確認する

勤め先が財形貯蓄制度を利用していない限り、始めることはできません。福利厚生の一部となりますので、福利厚生の担当者に、会社として財形貯蓄制度があるかどうかを聞きましょう。

 

5−2 目的を「自由に使う」「住宅購入」「年金」のどれかに絞る

財形貯蓄には3つの種類があることをお伝えしてきました。

 

  • 一般財形貯蓄 → 自由に使うことができる
  • 財形住宅貯蓄 → 住宅購入・リフォームの費用として使用できる
  • 財形年金貯蓄 → 年金として使うことができる

上述している通り、各貯蓄の用途は決められておりそれ以外に使うことはできません。一般財形貯蓄に使用制限はありませんが、利率の優遇制度は受けられません。

今のところ目的は無く、給料天引きによる貯蓄を進めたい方は「一般財形貯蓄」、住宅購入・リフォームの予定がある方は「財形住宅貯蓄」、老後の備えをしたいと考えている方は「財形年金貯蓄」を選ぶと良いでしょう。

※選択できるのは一人1種類というわけではなく、並行して2種類または全種類の財形貯蓄を利用することは可能です。

 

5−3 いつまでにいくら貯めたいかを決定する

積立で預金を行なう場合、大事なことは、いつまでにいくら貯めたいかを最初に決定することです。そうすることで、自ずと毎月いくら預けるかが決まってきます。

財形貯蓄制度の場合、原則3年間は継続して預ける必要がありますので、預け入れの期間は3年以上と考えましょう。

例えば、毎月3万円ずつの積立にした場合、3年間=36ヶ月ですので、3年間で108万円の貯蓄額となります。(※利子は含めないものとした場合)

更に、財形住宅貯蓄を選択していた場合、融資額は貯蓄額の10倍ですので、この場合1080万円までの融資を受けることが可能となります。

まずは3年後、貯蓄額をいくらにしたいか?を考えて、月々の積立額を考えてみてはいかがでしょうか?

※預け入れをする銀行によって最低積立金額が異なる場合がありますが、一般的には1000円以上、1000円単位としているところがほとんどです。また、積立額の途中変更も可能です。

 

6章 【向いていない方に】ほったらかしで資産を増やせる投資2

将来に向けて貯蓄はしたいけれど、もう少し金利が高い方が良いと考え、自分には財形貯蓄は向いていなさそうだ。または、一般財形貯蓄もしくは財形住宅貯蓄でとりあえず貯蓄したい。そんな方には、投資をオススメします。

  • リスク少なく少額から積立していきたい → インデックス型の投資信託
  • 一般財形貯蓄で投資資金を貯蓄したい → 不動産投資


<インデックス型の投資信託>

給料からの天引きではありませんが、財形貯蓄と同じように、最低1000円から積立投資が可能です。投資信託はプロに資金を預けて運用してもらう投資手法なので、日々何か調整をするといったことを行なう必要がありません。損が出るリスクはもちろんありますが、それに見合った金利が発生します。

また、インデックス型の投資信託は、日本・世界の経済成長に合わせた動きに合わせた投資方法になりますので、値動きの変動が緩やかで、長期保有を考えた場合、損が出るリスクは低くなります。

もし興味がおありでしたら、以下の記事が参考になりますのでぜひ一度お読みください。

→ 【インデックス投資を徹底解説】初心者が知るべき4つのステップ

 

<不動産投資>

一般財形貯蓄を使い、数百万円単位貯める予定があるようでしたら、不動産投資の検討をオススメします。

不動産選びから購入まではいくつかポイントがあり、時間もお金もかかりますが、一度購入してしまえば、安定した不労所得が入ってくるようになります。

初心者でも分かりやすく、不動産投資のポイントをまとめた記事がありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

→ 初心者必見!今日からはじめる不動産投資のポイントまとめ

 

まとめ

財形貯蓄は決して金利の高いものではありませんが、その人に合った利用目的をすることで、メリットを最大限受けることができます。なにより、意識せずに、いつの間にか貯蓄ができているということは、将来の不安を解消できる大事なポイントだと思います。勤め先の会社や企業によって利用できる、できないはありますが、興味を持ったらまずは担当者にその制度があるかどうか聞いてみましょう。

将来の備えは、その一歩から始まります。ぜひ、ご自身に合った資産管理を検討してみてください。