生活費を節約したいけれど、無理に食費や電気代を削って生活の質が落ちてしまうのは嫌…でも他にどこを削ればいいのかわからない。と悩まれていませんか?この記事では多くの節約方法をご紹介しており、中には一度準備をして放っておくだけで、長期間節約される方法もあります。不要な出費をカットして、浮いたお金は貯金や運用などに回し、お金に余裕を持つことで生活の質をあげられるように、早速節約に取り組みましょう!
目次
不動産投資体験談
1 一般家計平均と自分の家計を比べてみよう
まずは家計簿を用意して、下記の一般家庭の平均と比べて我が家の支出はどこが多いのかを把握しましょう。平均額を超えている場合、その差額を目標節約額として、支出を抑えることができないか検討しましょう。特に娯楽や被服への支出は、衝動的な支出という側面も大きいため、自分の心がけ次第で、大幅に削減することが可能です。他にも、心がけではカバーできないテクニックをまとめましたので、次章で見ていきましょう。
総務省による家計調査(2016.4〜6月)の結果
家計簿は自分の生活を見つめ直す大切な指標になりますので家計簿を付けていない方は、大まかでもいので、家計簿アプリなどを用意して記録する習慣をつけましょう。
2 すぐ実践できる節約方法44選
2−1 食費の節約方法
◉節約の基本!できる範囲で自炊しよう
食事については一人暮らしの方は、出来合いの惣菜を買った方が安いという場合もありますが、「おかずは買うがご飯は自分で準備する」と、一手間かけるだけでもかなりの額を節約できます。
外食に頼るのは絶対にNGです。ちなみに、ごはんを自分で炊く場合と、インスタントご飯では、質を求めなければトータルコストはそこまで変わりませんので、自分にとってストレスのない方を選びましょう。
◉予算を決めて一週間の献立を作ろう
スーパーで当日安売りしている食材を買うことも大切ですが、一週間の献立を予め決めることで、安いからとついつい買いすぎることを防止できます。あくまでも献立の中の食材、もしくは代用できる食材が安売りされているのであれば、安売り食材も活用しましょう。大切なことは1日の節約ではなく、長期的に節約することです。
◉節約レシピで食費を下げる!
料理をする時間のある方は、自分で料理をした方が圧倒的にお得です。
以前「一ヶ月一万円生活」のテレビ番組でも紹介されていたように、自炊をすることは節約にとって重要な位置を占めます。以下は1週間の献立を紹介している節約レシピ集のサイトですので、参考にしましょう。
2−2 電気代の節約方法
◉アンペアを下げる
電力会社から自宅へ供給される電流の強さを下げることで、基本料金を安くできます。アンペア契約を1ランク下げるだけで、月200〜300円程度、年間で2,400〜3,600円程度節約出来ます。自宅の家電製品に対してアンペア契約が適切かどうかは東京電力エナジーパートナーのHPで確認でき、電力会社へ電話するだけでアンペア契約の変更が可能です。
◉契約プランの変更をする
ライフスタイルに合ったプランを契約することで、電気料金を安くすることができます。日中は家族全員が出払っていて、主に夜間に電気を消費する家庭の場合は、夜間の単価を下げるプランを適用することができます。自分に合った契約プランは東京電力エナジーパートナーのHPで確認できますので、目安としてください。上記のアンペア変更も含めて検討しましょう。
◉家電のコンセントをこまめに抜く
経済産業省の報告によると1年間の電力量のうち、約5.1%(228kwh)が待機電力です。待機電力を0にすることはできませんが、こまめに各家電の主電源をオフにすることで待機電力を約20%減、機能に支障のない機器のコンセントを抜くことで約50%削減できます。
◉エアコンのフィルターを掃除しよう
フィルターを掃除することで冷暖房の効率が上がります。フィルターは女性でも1分もかからず取り外せますので、2週間に1回を目安に掃除しましょう。
◉エアコンはこまめに消さないように「自動モード」にしよう
エアコンは電源を入れるときに最も電気を消費するため、こまめに消すことは逆効果です。設定気温に自動で調節してくれるモードに設定し、1〜2時間程度の外出の場合はつけっぱなしで問題ありません。
◉洗濯はまとめて洗うが、入れすぎない
洗濯物はなるべく許容量の上限までまとめて洗いましょう。電気代だけでなく水道代の節約にもなります。また、許容量を超え重くなってしまうと、必要以上に電力を消費してしまうので注意しましょう。
◉電力会社を変える
2016年4月から電力自由化が実施され、地域ごとの電力会社だけではなく、様々な会社と電気の契約をできるようになりました。電気の品質自体は変わることなく、会社により様々なサービスを受けられるため、電力会社の変更も選択肢に入れても良いでしょう。
◉冷蔵庫は壁から離して設置する
冷蔵庫は、庫内を冷やすためにモーターが回転しているため、背面に若干発熱する部分があります。背面は壁から少し離し、風の通り道を作ってあげることで、熱がこもらず冷蔵効率も良くなります。たまに冷蔵庫の背面の掃除をするのも効果的です。
◉冷蔵庫にものを詰め込みすぎない
冷気の流れが悪くなるとそこに熱がこもり、必要以上に冷却しようとするため消費電力が増えます。また、冷気がでる部分を塞いでしまわないように庫内の配置に注意しましょう。
◉室外機の周りを整理する
エアコンの室外機も、冷蔵庫同様モーターが回転しているため、発熱します。壁から離したり、できるだけ通気のよい状態を作りましょう。
◉PCやTV、スマホの画面の照度を抑える
より強い光を発するためには電気を多く消費します。とくにスマートフォンのバッテリーを長持ちさせるという点でも画面の照度を抑えることは大きな位置を占めます。必要以上に明るくしないよう心がけましょう。
2−3 ガス代の節約方法
◉都市ガスに変更する
都市ガス事業者は公共事業と同じ立ち位置にあり、価格は安め。対してLPガスは一般の会社の立ち位置で、価格は自由に設定され、都市ガスより割高です。都市ガスは道路の下に埋められているガス管から、LPガスは定期的にガスボンベを配送・交換し、ガスを供給します。
<その他ガス代の節約方法>
◉給湯機はこまめに切る
◉給油温度を下げる
◉設定温度は用途によってこまめに変える
◉お風呂は保温シートで蓋をする
◉連続して入浴して追い焚き回数を減らす
◉調理の際は落し蓋を利用する
◉炎は鍋底からはみ出ないようにする
◉鍋底の水滴は拭き取ってから火にかける
◉大きな鍋底の鍋を使って火にかかる面積を増やす
2−4 水道代の節約方法
東京都水道局の調査によると、水道料の一般的な内訳は風呂40%、トイレ22%、炊事17%、洗濯15%、洗面・その他6% となっています。
割合の高いものから節約に取り組むことで、大いに効果が期待できます。
◉シャワーヘッド、蛇口を交換するだけで節水
シャワーヘッドの交換は工具要らずで簡単に取り付けが可能です。価格は1000円〜1万円と幅広く「30%の節水が可能」との商品もあります。同様に、キッチン等の蛇口を交換することで節水できる商品もあります。
◉節水コマを使う
蛇口のハンドル部分を取り外し、中にコマのような部品を入れるだけで、5〜10%の節水が可能。節水コマは各地域の水道局で無料配布されていることも多く、ホームセンターで購入しても100円程度です。
◉お風呂はシャワーで済ませる・シャワーより風呂の方が得なことも
一般的には15〜17分以上シャワーを使うなら浴槽に貯めた方が得だと言われています。しかし、一番良い確認方法は、浴槽にお湯を溜める際にシャワーを使い、かかった時間を測ることです。その時間以内であればシャワーの方がお得だということになります。
<その他節水方法>
◉風呂の残り湯を洗濯に使う
◉節水効果のある食洗機を使う
◉食器はまとめて一度に洗う
◉頑固な油汚れはスポンジで洗う前にキッチンペーパーを使う
◉トイレの大小のレバーを使い分ける
2−5 通信費の節約方法
◉携帯料金プランの見直し、格安スマホと格安simで大幅節約
docomo、au、softbank以外にも格安で携帯・スマホを提供する会社が増えてきました。スマホの利用料金は6000円以上が一般的ですが、これを1/3以下にすることも可能です。
格安simといって、docomoなどの機種を使用している場合でも、他会社と回線契約し、スマホに装着するsimカードを交換するだけで、月2000円以内に抑えることができます。
そのままのキャリアを使いたいという方は、自分の毎月のデータ通信量を確認し、それにあったプランに変更するだけでも基本料金が下げられます。あまり動画等を見ないのであれば3ギガ以内で十分です。また、初回契約時に多くのオプションプランに加入しているのに、全く活用していない、オプションプランを契約していることを忘れている方も多くいます。不要なオプションを解約するだけで月500〜2000円程度安くなることもありますので、一度見直しましょう。
◉格安simを使ってインターネットの料金を節約
格安スマホ同様、格安simを活用したポケットwifiを使うことで、節約できます。筆者は月10ギガで2200円の契約でインターネットを利用しています。また、速度は遅くなりますが、格安simでも使い放題のプランもあります。格安simの比較はSIMチェンジで確認できます。
◉スマホやケーブルテレビとセットで契約する
「スマホとテレビ」、最近は「スマホと電気代」などまとめて契約すると割引になるというサービスがあります。今後スマホのキャリアを変更する予定がないのならこちらも活用しましょう。
◉無料wi-fiが使えるところではwi-fiを使う
アプリのダウンロードやアップデートなど、データ量を多く消費する作業は、無料でwifiが使えるお店等で行いましょう。ただし、公衆無線LANに接続しながらの個人情報のやりとりは控えましょう。
◉通話アプリで電話代の節約
①無料で通話ができるアプリ
相手が同じアプリを持っていれば、インターネット回線を通して無料で通話することができます。知人と話すだけならこれらのアプリで十分です。
(例)LINE、Skype、カカオトーク、Viberなど
②050で始まる番号を使用して格安通話できるアプリ
他にも、無料ではありませんが050で始まる電話番号が別途付与され、IP電話として、アプリを持っていない人とも格安で通話することができます。月額利用料が発生したり、通信環境によって音質が悪くなることもありますが、留守電機能が使えたり、固定電話にかけることもできるため便利です。
(例)050plus、SMARTalk、LaLaCallなど
③自分の電話番号を使用して格安通話ができるアプリ
自分の番号を使って格安通話ができます。IP電話よりも音質が安定しており、月額費用がなく、固定電話への通話もできるため、オススメです。
(例)楽天でんわ、G-Callなど
2−6 その他の節約方法
◉国民健康保険料は1年分を一括で支払う
市区町村により異なりますが、概ね年額の1〜2%程度が割引かれます。
◉国民年金・健康保険はセブンイレブンのnanacoカードで支払う
国民年金・健康保険料はnanacoカードで支払うことができます。あらかじめクレジットカードからnanacoにお金をチャージしておけば、保険料の支払いでクレジットカードのポイントとnanakoのポイント両方溜めることができます。
◉Yahoo公金を使う
Yahoo公金のサイトからクレジットカードやTポイントを使ってHP上で支払うこともできます。クレジットカード払いの場合はクレジットカードのポイントが溜められます。
◉自動車保険の見直す
運転する人、年齢を制限するだけでも大幅に節約することができます。全年齢が対象の場合と30歳以上が対象の場合では10万円以上差がでることもあります。また、車両保険は、自車への補償なので、車が古くいずれ買い替えも検討されているようであれば、車両保険の補償範囲は最小限でも良いでしょう。他にも走行距離の制限や、保険会社自体も見直しましょう。
◉外出先でのペットボトル飲料水を買わない
◉趣味や習い事の回数を減らす
◉雑誌や新聞は図書館で読もう
3 節約できる人は「お金の使い方を考える」人
節約とは「お金の使い道を考える」ということです。
節約しようと思い立ったあなたはきっと「浮いたお金を貯金に回したい」「もっと自由に使えるお金を増やしたい」と前向きに考えていたはずです。しかし、節約のテクニックを見て、節約生活を実行していくうちに、「節約しなければいけない」と義務感に変わってしまいます。
それはとても良い心がけですが、前向きな気持ちがなければ長続きはしません。長続きしないと、せっかく買った節約グッズなども、元を取ることなく終わってしまいます。
節約で浮かせたお金をどう使うか、前向きに取り組むことが節約を長続きさせるコツです。
4 浮いたお金は運用して増やすこともできる
節約して手元に残ったお金を使って家族皆で旅行に行くなども良いですが、そのお金を運用することで増やすこともできます。投資は短期間で大きな成果を得るのではなく、節約と同じように長期にわたって取り組むことが大切です。下記はほんの一部ですが、将来的に資産を少しでも増やしたいと思う人は今のうちに把握しておきましょう。
<投資信託>
資産運用のプロが投資家から集めた資金をもとに、資産運用を行います。利益が出た場合は、投資金額に応じて利益が分配されます。資産運用の初心者にとっては株式の銘柄を選択する必要はないので、知識がなくても手軽にはじめられます。毎月1万円から積立投資できる商品もあります。
<株式投資>
企業が発行する株式を価格が安い時に購入して、価格が高い時に売却することで利益をえる資産運用方法です。利益をあげる仕組み自体は単純ですが、売買で利益をあげることは簡単ではありません。そのため、株式投資のなかでもさまざまな投資指標や投資手法が確立されています。
なお、一定時期に株主となっている人は配当金を受け取ることもできます。
<不動産投資>
マンションやアパートを第三者に貸して家賃収入を得たり、売買することで利益を上げる投資を不動産投資といいます。一般的に不動産の売買によって利益を得ることは、時期や物件の見極めの関係から、資産運用初心者では困難です。マンションからの家賃収入を考える際は管理業者を立てることで初心者でも不労収入を得ることは可能です。詳しくはサラリーマンが不動産投資で毎月42万円の不労所得を得る具体的なノウハウをご覧ください。
5 まとめ
今回は節約のテクニックとお金の増やし方についてご紹介しました。節約も資産運用もどちらも地道にコツコツと取り組むことによって大きな成果を得られるものです。まずは節約から、今回紹介したテクニックのうち何か1つでも、今すぐ実行してみましょう。
コメント