・不動産投資の勉強をしようと思っても何から手をつけていいかわからない
・効率的な勉強法があれば知りたい
・不動産投資の勉強の仕方を知りたい
不動産投資の勉強を始める際には、このようなことを思う方が多いのではないでしょうか。
実際に、不動産投資には様々な勉強分野があります。そのため、多くの方はどこから手をつけて良いかわからくなることが多いのです。
そこで、この悩みを本記事で解決します。
本記事を読むことで、適切に不動産投資の勉強を始めることができます。
ぜひ、正しいアプローチで不動産投資の勉強を行い、より良い不動産投資ができるようになりましょう。
不動産投資体験談
目次
1.どんな不動産投資家になりたいのか
不動産投資の勉強を始める前に、どんな不動産投資家になりたいのかを決めておきましょう。なぜなら、目指す不動産投資家像を明確に定めることで、勉強を効率的に行うことができるからです。
まずは、どんな不動産投資家になるのかを決めてから不動産投資の勉強を始めましょう。
1−1.専業大家とサラリーマン大家のどちらを目指すのか
不動産投資家は、専業大家とサラリーマン大家の2つに分けることができます。
この2つの内、どちらの不動産投資家を目指すのかを決めましょう。
専業大家とサラリーマン大家では、不動産投資に割ける時間が違います。
専業大家とは |
サラリーマン大家とは |
もし、専業大家を目指す場合は、物件の自主管理から入居書集めまで、できることが多くあります。管理会社に任せることを自前で行うので、物件修繕のタイミングなど支出すべき項目のコントロールを自分ですることができます。
※もちろん、管理会社に管理を委託することもできます。
※賃貸契約の手続きも自主管理する際は宅地建物取引士の資格が必ず必要です。
賃貸管理 | 入居者及び入居者の選定、家賃集金とオーナー様への送金、敷金返還を家賃精算の代行、滞納催促、リフォームや室内清掃の手配、苦情処理などの対応 |
建物管理 | 管理費、修繕積立金の集金、定期総会の開催・運営、定期巡回・清掃、共用部の設備点検、大規模修繕の実施など |
他方、サラリーマン大家を目指す場合は、本業があるため自主管理することは物理的に難しいことがほとんどです。そのため基本的には管理会社に物件や入居者の管理を任せるようにしましょう。管理会社に管理を任せるので、自分の投資スタンスと合う管理会社を選択することが重要です。そして、選んだ管理業者とどれだけ密なコミュニケーションを取れるかが求められます。
1−2.不動産投資のスタンスを決める
不動産投資の勉強を始める前に、どの投資対象に投資するのかを決めましょう。
また、どのように投資から利益をあげるのかを決めておくことも必要です。
つまり、これから取り組む不動産投資のスタンスを決めることが重要になります。
なぜなら、不動産投資のスタンスを明確にすることで効率的に不動産投資の勉強を行うことができるからです。より深い情報を短期間で学ぶために、勉強を始める前に不動産投資のスタンスを決めておきましょう。
①投資対象を決める
不動産投資の投資対象は大きく以下の3つに分けることができます。
どの不動産投資手法に取り組むのか明確にしましょう。
・一棟(マンションやアパートなど一棟まるごと所有する投資手法)
・区分(1棟の建物の分割(区分)された一室を所有する投資手法)
・事業用(店舗、事務所ビルなど事業継続にあたり利用される不動産を所有する投資手法)
【サラリーマンは区分マンションを選ぼう】
不動産投資の初心者は、これらの投資手法の中でも「区分マンション」がお薦めです。
なぜなら、区分マンションは物件数が豊富であり、かつ、物件価格がサラリーマンの方でも購入できる水準の物件が多いからです。
「1棟アパート」や「1棟マンション」、「1棟商業ビル」などは、物件価格がサラリーマンの購入できる幅を超えているケースが多く、一般の方が手を出しにくい投資手法です。
②利益を上げる手法を決める
不動産投資から利益を上げる手法としては、以下の2つの方法があります。
こちらも明確にしておきましょう。
・インカムゲイン(家賃収入など資産を保有することで生じる利益)
・キャピタルゲイン(不動産の売却益など資産を売買することによって生じる利益)
【サラリーマンはインカムゲインを選ぼう】
大前提として不動産投資を生業とするようなプロを除けば、キャピタルゲインを狙った不動産投資はやってはいけません。なぜなら、不動産の価格が上がるのはごく一部であり、人口が減少している日本では全体のトレンドは下降気味だからです。サラリーマンは、家賃収入で利益を上げていくインカムゲインで不動産運用しましょう。
2.不動産投資の初心者が取り組むべき勉強法
サラリーマン大家を目指す方と専業大家を目指す方、それぞれの勉強法を紹介します。
本章の勉強法参考に、投資スタンスを明確にしてから勉強をスタートしましょう。
2−1.サラリーマン大家を目指す方は「本」と「セミナー」で十分
サラリーマン大家を目指す方は、基本的に「本」と「セミナー」の勉強で十分です。なぜなら、サラリーマン大家は自分で物件や入居者の管理機能を持つ必要が無いからです。
管理機能は、管理会社に任せておけば大丈夫です。
そもそも、サラリーマン大家は本業があるため、建物の管理や入居者の管理に時間を割くのが難しくなります。さらに、本当に管理機能を持とうと思ったら資格の勉強などより深い専門知識を学ぶ必要があり、非常に膨大な時間を勉強に費やす必要が出てきます。
そのため、資格や専門知識の取得に時間を費やすのではなく、投資活動に関する勉強を本やセミナーを活用して行う方が有益です。
本とセミナーには、その業界で成功している方のノウハウがまとまっています。まずは本を読んで、ある程度の不動産投資の知識をつけましょう。その上で、セミナーに参加して知識を得るとともに、疑問点があれば積極的に質問していきましょう。
本は、『《5冊厳選》不動産投資を始めるあなたが絶対読んでおくべき本』でご紹介している下記の5冊から読むことをお勧めします。
・金持ち父さん貧乏父さん
・不動産投資1年目の教科書
・低金利時代の不動産投資で成功する人、失敗する人
・2時間で丸わかり 不動産の税金の基本を学ぶ
・金持ち大家さん」になる! アパ・マン満室経営術
セミナーは、『知らぬばかりに自己破産!?不動産投資セミナーで失敗しないための5つのポイント』でご紹介している下記のポイントを参考に適切なセミナーを選び、勉強に役立ててください。
・セミナー講師は投資経験者か調べよう
・現役投資家が講演するセミナーは購入時期を確認する
・不動産投資初心者は「中古ワンルーム」セミナーから参加する
・セミナーの主催会社の業歴は長ければ長いほどよい
・3年以上継続してセミナーを開催しているか確認する
2−2.専業大家を目指す方の勉強方法
専業大家を目指す方は、本とセミナーから学ぶことに加え、下記の3つから学びを得ることも有益です。特に、①物件調査②不動産コミュニティーの2つは行うようにしましょう。
・物件調査
・不動産投資コミュニティー
・ブログ、HP
①物件調査
とにかく多くの物件調査を行うことで、実践的な学びを得ることができます。
今の市場にある物件を見ていくことで、物件の相場観を学ぶことができ、どの物件が良い物件かの目利き力を養うことができます。
また、多くの不動産業者の方とのネットワークを広げることができます。まずは、不動産投資物件のポータルサイトで見つけた物件から問い合わせ、多くの現地調査を行いましょう。
②不動産投資コミュニティー
コミュニティーには、様々なバックグラウンドを持った不動産投資家が集まります。主婦やOL、公務員、経営者方々など、年齢も20代から60代まで幅広い方が参加しています。
その人達がこれまで不動産投資で失敗したことなどの経験談を聞いたり、より融資を受けやすい銀行を教えてもらうなど、コミュニティーでから有益な情報を得ることも大きな学びにつながりますので、活用していきましょう。
※コミュニティー例
・大家さん学びの会
・Elegant Owners
・がんばる家主の会
3.まとめ
不動産投資の勉強を始める前に、どのような不動産投資家になりたいかを決めておきましょう。なりたい不動産投資家像を明確にしてから、勉強を始めることで効率的に不動産知識を得ることができます。
その上で、本やセミナーを中心に不動産投資の勉強を行います。
さらに、専業大家を目指す方は、物件や入居者の管理を自前で行うことで物件修繕のタイミングなど支出すべき項目のコントロールも自分ですることができるようになるので、資格などを通じて賃貸管理ができるように勉強をしていくことも有効な手段です。
資格は、『プロがすすめる!不動産投資に役立つ資格ベスト3』をご覧ください。
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