あなたはお金持ちがなぜお金持ちなのか知っていますか?
多くの人は稼いだお金を生活するために使っていますが、お金持ちは違います。資産を増やすためにお金を使うのです。
しかし、頭では分かっても、感覚で捉えられている人はあまりいません。
そこで、お金持ちが資産を増やしていく感覚を体験できるというキャッシュフローゲームを今回私がやってみました。
この記事を参考に、お金持ちになるための考え方やお金の見方を身につけましょう。
不動産投資体験談
目次
キャッシュフローゲームで資産を増やす目的
あなたの資産はなんですか?資産と負債について「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏が次のように説明しています。
- 資産とは、『あなたのポケットにお金を入れてくれるもの』 例:利息、配当、不動産、ビジネスなど
- 負債とは、『あなたのポケットからお金を取っていくもの』 例:車、自宅など
「経済的自由」を手に入れるためには、お金を支払うべき対象を間違わないことが重要です。負債ではなく、資産を作るためにお金を支払わないといけないのです。キャッシュフローゲームは、ゲームをしながら資産と負債を正しく見極め、資産を増やしていく過程を疑似体験できます。正しい知識を身につけて、資産を持つことができれば、誰でもお金持ちになれるのです。
キャッシュフローゲームのルール
キャッシュフローとは『お金の流れ』のことですが、このゲームでは自分に入ってくるキャッシュフローをいかに増やすかがカギとなります。何よりも、キャッシュフローゲームの特徴はお給料が上がらないことです。働かないで得られる収入、つまり【不労所得】を増やす以外に方法はないのです。
キャッシュフローゲームのゴールは、次の2つのうちいずれかを達成することです。
夢のマスは23種類あり、最初に選んでおきます。そして、ゴールするには下のようなステップを踏む必要があります。
このゲームは「ラットレース」と「ファーストトラック」という2つのコースでできており、それぞれ次の生活を表しています。
- 「ラットレース」は、お金のために働く生活(働いて給料をもらう生活)
- 「ファーストトラック」は、お金を自分のために働かせる生活(金持ちが行う経済活動)
プレーヤーはまず、「ラットレース」を抜け出し「ファーストトラック」へ行くことを目指しましょう。ファーストトラックに突入してはじめて、ゴールする権利が得られるのです。
すごろくのように、サイコロが出た目の数だけコマをすすめます。最初は、全員ラットレースからスタートです。株や不動産などさまざまな投資をして、キャッシュフローを増やしていきます。
「ラットレース」を抜け出す条件は、お金の為に働かなくていいようになることです。つまり以下の条件をクリアしなくてはなりません。
毎月の不労所得が毎月の総支出を上回れば、ラットレースから脱出成功となります。一番の難関、ラットレースから脱出できたら不労所得の100倍を受け取りいよいよファーストトラックに突入です。まさにお金持ちの気分を体験することができます!ここまでくれば、ゴール目指してもう一息です。
いずれかのゴールを達成した人が勝者となるのです。
キャッシュフローゲームで勝つ秘訣
あなただけにキャッシュフローゲームで勝つ秘訣をお伝えしましょう。キャッシュフローゲームで勝つためにはいかに早くラットレースから脱出するかです。ラットレースから脱出するための大きな2つのポイントをご紹介します。
1つ目は、職業カードの内容に合わせて戦略を変えること。
ゲームを始める時にプレイヤーは12種類の職業カードを1枚引いて、職業を決定します。弁護士やトラック運転手など、職業によって収入支出、資産、負債もそれぞれさまざまです。高い給料の職業を引いたからと言って単純に喜んではいられません。なぜなら、給料も高ければ支出も高いからです。ラットレースから抜け出すために他人より多くのキャッシュフローが必要となるので、チャンスさえあればどんどん投資をして攻めるべきでしょう。
一方、安い給料の職業は1ヶ月の総支出が低めです。ラットレースからの脱出はハードルが低いかもしれませんがなかなかお給料が入らず、いざ投資をしたくても現金がなくて諦めざるを得ない場面もあるでしょう。
このように自分と他のプレーヤーの1ヶ月の総支出は差がありますので投資のペースや自分の経済状況を考えながら戦略を立てましょう。
2つ目は、『種銭』を貯めるため、給料は貯金せず投資に使うこと。
日本人は「貯金」が大好きです。リスクがない分、なかなか増えないことが欠点です。キャッシュフローゲームでは、給料日のマスを通過した際に申告すれば設定した給料が入ってきます。
しかし、不労所得は手元の現金では手に入りません。リスクももちろんあるためついついその給料をそのまま持っていたくなりますが、株価の低いものを買って高い時に売る、掘り出し物の不動産があれば素直に購入してみるなどここは思い切って投資してみましょう。
キャッシュフローゲームを実際にやってみた
今回、4つのチームに分かれてゲームを行います。夢と職業を選び、このようになりました。最初のお給料を受け取って、スタートします。私のチームはBチームです。
最初は手元の現金がないため、ひたすらラットレースを回り続けます。
ここでラットレースのマスについてみてみましょう。『PayCheck(給料日)』のマスを通過すると、総収入から総支出を引いた毎月のキャッシュフローをもらえます。職業によって金額は変わります。申告をしないともらえないため、忘れると無収入です。とてもシビアですね。マスは他に次のような意味があります。
◆30分経過
開始早々、チームAが『Opportunity(機会)』に止まり、「SmallDeal(小さい商談)」を選択。ここでラッキーな掘り出し物物件のカードを引き当てます。
購入するかは自由ですが、借金してでも買った方がいいと書いているラッキーなカードです。
なぜ掘り出し物かというとROI(投資利益率)が130%を超えている物件が頭金$2000で購入することができるからです。ここでチームAが一気に不労所得を$220増やします。しかし頭金が足りず$1000借金をしました。
そして、 チームDが思わぬ落とし穴にハマってしまいます。『Doodads(無駄遣い)』に止まり多額の借金をしなければならなくなってしまったのです。
無駄遣いは、私たちが日ごろから身近な小さな買い物から奮発したような大きな買い物まで様々です。しかし今回は大きな痛手となりました。どちらにせよ、無駄遣いカードは支払うだけのカードですのであまり止まりたくないマスと言えます。頭金$1000を払い$17000を借金しました。
その他の動きは次の通りです。
◆1時間経過
私のチームBが『Opportunity(機会)』に止まり、「SmallDeal(小さい商談)」を選択します。持っていた株『ON2U』の今日の株価が$10だったため100株買い足して、計200株にしました。その後すぐに、株『ON2U』の株価が値上がりするカードが出ます。運よくすぐに売却できたため$4000の利益を得ました。
少しずつ資金を増やし『種銭』をため、大きい商談を狙う作戦です。このように株価は頻繁に上下し、銘柄も複数あるので瞬時の判断が求められます。高値になるカードを待って、さらなる大きな利益を狙うのもいいかもしれません。
その後、他のチームも次々と現金を貯めて株や不動産の購入を始めました。
◆2時間経過
チームCが売り家を買う権利カードを引きました。
ただし、頭金が支払えないため、手を挙げたチームAに$5000で権利を譲りました。チームAがこの売り家を購入。不労所得を$2400増やし、一番手でラットレースを抜け出します。
◆3時間経過
ここでチームDが1番でラットレースを2番目に抜け出します。残ったBチームとCチームは子供が生まれるマスに止まってしまい、支出が増えてしまいます。育児費用も職業によって変わりますので要注意です。
◆4時間経過
全員がファーストトラックに突入できたのは開始してから4時間が過ぎたころでした。結果は以下の通りです。
キャッシュフローゲームの感想
一番高い給料だったCチームは一番お給料をもらっていましたが、最後まで高い支出に苦しんでいました。ゴールした上位2チームはどちらも借金をしていましたが、思い切った投資が一番の勝因だったのではないでしょうか。
Bチームの個人的な反省としては、購入した株どれも数が少なかったことです。株価が値上がりしても利益がそこまで入ってこなかったため、思っていたより時間がかかってしまいました。しかしたくさんの不動産の頭金につぎ込んでからは、大きなお金が動くことになり、それだけ大きな取引をする可能性がひろがったように感じました。チャンスのカードを見逃さず、思い切って決断できるかが不労所得を増やしていく大きなポイントとなるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分自身を振り返ってみると、ついついやってしまう買い物がゲームの中では『無駄遣い』だったりするので少しショックでした(笑)。株取引や不動産売買、ビジネスを手軽にチャレンジできるのはゲームならではですが、設定や数字がリアルなので大変勉強になりました。「自分がどのような資産を作ることができるのか」を考えるいいきっかけになったように思います。この記事を参考に、『経済的自由』を手に入れたいあなたも一歩踏み出してみませんか?
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